ピョンチャンオリンピック女子スピードスケート代表の高木美帆と菜那姉妹。美帆選手はバンクーバー五輪、那菜選手はソチ五輪に出場も姉妹そろってのオリンピックは8年越しで実現!姉妹揃ってオリンピック選手なんて、ふたりはいったいはどうやって育ったの?スケートの英才教育を受けて育った?という訳でもなさそうです。
目前に迫った平昌オリンピック。
注目種目がたくさんある中、今回注目したいのが…
日本選手団の主将を務めるエース小平奈緒も登場する女子スピードスケート。
高木美帆・高木菜那が初めての姉妹同時での五輪出場を決め、話題となりました。
そんな高木姉妹について、どんな環境で育ったのか…スケートを始めたきっかけは?など、気になる情報について調べてみました!
目次
【8年越しでかなった姉妹揃ってのオリンピック出場!高木美帆・菜那姉妹】
初のオリンピック同時出場を決めた高木姉妹。
妹の高木美帆は現在23歳。姉の菜那は25歳。
2010年に開催されたバンクーバー五輪では、妹の美帆が当時15歳で代表入りし、注目をあびました。
4年後の2014年ソチ五輪では、姉の菜那が代表入りしたものの美帆が選考会で振るわず代表落ちしています。
今回のピョンチャンオリンピックはまさに念願の姉妹同時出場となったわけです。
【姉の高木菜那の経歴は?妹にコンプレックスを持っていた?】
姉の菜那は、兄の影響でスケートを始め、
全国小学生スピードスケートスプリント選手権大会 女子小学校5年生の部で総合1位となったのを皮切りに
2007年、全国中学校スケート大会女子1000mで優勝。
2008年、全国中学校スケート大会女子500mで準優勝。
2010年、第65回国民体育大会少年女子1500mで優勝。
ジャパンカップスピードスケート競技会少年女子3000mで優勝。
2012年、全日本ジュニアスピードスケート選手権で総合優勝。
2013年、全日本スピードスケート距離別選手権大会1500mで3位、3000mで初優勝。
…など、
順調に実績を積み重ねているように見えるも、
自身より身長も9センチ高く、スケートのタイムも優れている…
何より、夢だったオリンピックへの出場を15歳で決め、世間から注目された妹の美帆に
複雑で悔しい気持ちを抱いていたようです。
2014年のソチ五輪。出場した1500mは32位に終わっています。
「妹をうらやんだことも」高木姉妹、念願の五輪同時出場:朝日新聞デジタル https://t.co/FHtGMXHWvTそれが勝負の世界というもの。先ずは自分が勝つ。それでいいのです。勝負の世界に情けは要らない。でも、上手く行って喜び合えるといいね。。頑張れ。
— 三太郎 (@santaroh123) 2017年12月30日
【妹の高木美帆の経歴は?バンクーバーでは史上最年少の五輪出場】
妹の美帆も、兄と姉の影響で5歳からスケートを始め、
2009年、全日本ジュニアスピードスケート選手権で総合優勝。
世界ジュニア選手権で総合4位。
ジュニアワールドカップ500m、1000m優勝。
バンクーバー五輪の選考会では、1500m中学新記録で優勝。1000m、3000mともに3位となり、日本スピードスケート史上最年少となる五輪出場を決めています。
しかし、翌年開催されたバンクーバー五輪では、1000m 35位、1500m23位と振るわない成績に終わりました。
2012年、ワールドカップソルトレークシティー大会1000mで世界ジュニア新記録を樹立、世界ジュニア選手権で、総合優勝を達成。
翌年も総合優勝し、日本人初の連覇を果たすも、ソチオリンピック代表選考会は不振で落選しています。
その後の活躍は目覚ましく、様々な大会で金メダルを獲得!日本新記録も打ちたてています。
(このヒト)スピードスケート #高木美帆 さん 平昌で金メダル量産期待:日本経済新聞 https://t.co/3zbNfWESYE pic.twitter.com/RiRXcCJ93C
— 日経ヨクヨム (@4946nikkei) 2018年1月5日
挫折や葛藤を経験しながらも、共に成長してきた2人。ぜひ今回の平昌オリンピックではベストを尽くしてメダルを目指してほしいですね。
【姉妹でオリンピック出場!高木美帆・菜那姉妹はどうやって育ったの?】
なかなか普通では成し得ない、姉妹でのオリンピック出場。
姉妹はどのような環境・教育方針のもと育ったのでしょうか?
高木姉妹が生まれ育ったのは、スピードスケートが盛んな地域でもある、北海道幕別町。
兄を含めた3きょうだいは元々体を動かすのが大好きで、スケートの他にも水泳をやっていました。
姉の菜那が小学校に入学した頃、先にスケートを始めていた兄をリンクに送迎するのに付き合ううち、「やってみたい」と言い出し、妹の美帆もその後5歳からスケートを始めます。
小さい頃からスケート漬けの生活…と思いきや、
高木姉妹はサッカーにも熱中し、小学校ではスケートと並行してプレーしています。
他にもヒップホップダンスや陸上にも挑戦。
妹の美帆は小学6年の時に、陸上女子800メートルで十勝地区の小学生記録をマークしています。
スポーツ万能姉妹!
ご両親はスケートなどスポーツをやっていたというお話はないですが…
もともと身体能力やバランス能力が優れていたんでしょうね☆
若くしてオリンピック出場・落選など数々の曲折を経験してきた高木姉妹。
姉妹の父である愛徳さんは「普通の親子」でいることを心がけ、姉妹を影ながら支えてきたようです。
‘やりたいことは何でもやらせてあげる’という教育方針のもと、送り迎えや体調管理・精神面のサポートもしてきたであろうご両親・ご家族。
高木姉妹の活躍の裏には、姉妹同士の絆はもちろん、親子・家族の絆があることは間違いないですね。
【スピードスケート高木美帆・菜那姉妹の出場競技、日程は?】
ひとくちにスピードスケートといっても距離や種目がいくつか分かれています。
今回の平昌オリンピックで姉妹が出場するのは
妹の美帆が…
1000メートル
1500メートル
3000メートル
チーム パシュート(団体追い抜き)
(マススタート 控え)
姉の菜那が…
5000メートル
チームパシュート
マススタート
となっています。
個人種目はもちろんですが、姉妹で出場するチームパシュートは
11月に行われたW杯ヘーレンフェイン大会にて世界新記録で優勝していますし、
金メダルの期待がかかる要注目競技です!
2月10日(土)
【20:00~】 スピードスケート 女子3000m 決勝 《美帆》
2月12日(月)
【21:30~】 スピードスケート 女子1500m 決勝 《美帆》
2月14日(水)
【19:00~】 スピードスケート 女子1000m 決勝 《美帆》
2月16日(金)
【20:00~】 スピードスケート 女子5000m 決勝 《菜那》
2月19日(月)
【20:00~】 スピードスケート 女子チームパシュート 予選 《美帆・菜那》
2月21日(水)
【20:00~】 スピードスケート 女子チームパシュート 決勝 《美帆・菜那》
2月24日(土)
【20:00~】 スピードスケート 女子マススタート 決勝 《菜那》
出場種目が複数のため2週間の長丁場となるスピードスケート…
安定した滑りやメンタルを維持することは、私達には計り知れない大変さがあると思いますが、
ぜひ乗り越えて頑張って欲しいですね!
高木美帆&菜那8年分の夢叶え姉妹五輪、両親へ感謝 https://t.co/VBXe7aidno #高木美帆 #高木菜那 #姉妹 #五輪 #平昌 #ピョンチャン
— 日刊スポーツ (@nikkansports) 2017年12月31日
紆余曲折を乗り越え、ライバルとして家族として支えあい成長してきた2人。
表彰台で高木姉妹の笑顔が見られるように、しっかり応援したいと思います。
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