TBS系で金曜夜10時から放送中の「コウノドリ」第10話。出生前診断を受けるゲスト妊婦高山秀子を演じる初音映莉子ってどんな人?
【コウノドリ第10話あらすじ】
別のクリニックで出生前診断を受け、21トリソミー陽性と診断結果を受けた高山透子(初音映莉子)が夫とサクラ(綾野剛)のもとを訪れます。
羊水検査について説明しますが夫婦は動揺を隠しきれません。サクラは「これからのことを一緒に考えましょう」と夫婦に寄り添い支えます。
【妊婦役ゲスト初音江莉子】
第10話のゲストの一人である初音江莉子さん。今回は出生前診断を受ける妊婦さんを演じます。
初音さんは、映画「ノルウェイの森」「ミツコ感覚」「終戦のエンペラー」、NHKドラマ「わたしをみつけて」、永谷園お吸い物のCMなど数々出演されています。
「終戦のエンペラー」では日本人ヒロインあや役を演じ、なんとハリウッドデビューをはたしています。また「月と雷」ではあの高良健吾さんとダブルで主演を演じています。
「ノルウェイの森」では、主人公、松山ケンイチさんの憧れの存在ともいうべきハツミさん役をやられていました。この映画でのハツミさんという役は、主人公の先輩、永沢さん(玉山鉄二)の恋人役で、古風な中に情熱と葛藤を抱えた奥深い役柄だったと思います。とても一途で、沢山女遊びを繰り返す恋人に何の文句も言わずただひたすらそばにいて、最後にはあっさり捨てられてしまうという女性でした。別れて別の男性と結婚後、自殺したというエピソードもかなり衝撃的でした。学生時代につきあった男性がこんなじゃなかったら命を絶つことはなかったのでしょうか?その後の人生も左右してしまうなんて学生時代から女の男選びは命がけということでしょうね。
女性は、子どもを出産すること自体、命を懸けるようなものなので、恋愛に対する感覚が若いころは特に、男性と違うのかもしれませんね。ノルウェイの森の主人公も、このハツミさんの死から何年かたってやっと大人になって何かに気づいたような印象を受けました。ハツミさんは、女性と男性の恋愛感覚の違いを割り切れない少女のまま、大人になることなく亡くなってしまったのでしょうか。私に娘はおりませんが多感なその時期の女の子を大事に見守ってあげたいと勝手に考えてしまいました。
【出生前診断】
医学が進歩してきて、医学以外の面でも近年は何でも事前に調べて危機に対応できるような時代になってきました。そんな中で、出生前診断は親の中絶を選択する権利と、子どもの生きる権利の中で問題視されてきていると言われています。そんな現実に自分が直面しないと、考えずに過ぎて行ってしまうことでも、このドラマを通じて考えさせられますね。
今もし自分だったらこうするということは、長い時間をかけないと出せない答えだと思うので簡単には言えないのですが、同じ境遇になるかもしれない人がこのドラマを見て、何らかのヒントになり得るのではないかと思います。答えは出せないけど、もし自分だったらと考える機会を与えられるということは、このドラマを見る価値になるのではないかと感じています。きっと多くの人も、自分に起きなくても自分の身近な人に起きたときに何か一声かけてあげることが出来るかもしれないですね。
素晴らしいドラマ「コウノドリ」第10話楽しみです!!
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