平昌オリンピックでメダル獲得の期待がかかるノルディックスキー複合の渡部暁斗選手と、フリースタイルスキー・ハーフパイプ女子の渡部由梨恵選手がご夫婦だということはご存知でしょうか。夫婦二人三脚でオリンピックを目指し、メダルを狙う渡部夫妻。ゆりえ選手が選手活動を継続できたかげには、夫の暁斗選手のサポートがあったのだそうです。
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【ノルディックの金メダル候補 渡部暁斗(わたべあきと)選手とは?】
トリプル総合優勝🏆チーム全員の懸命な働きのお陰で、一つ大きなタイトルを獲得することができました。応援してくださった皆様、ありがとうございました!
Finally grab it🏆 I’m grateful to our team for a great work in this weekend. And Thanks to all of you who supported and cheered me up! pic.twitter.com/URpPoVP1Lp— Akito Watabe 渡部暁斗 (@WTBAKT) 2018年1月28日
渡部暁斗選手は1988年5月26日生まれで現在29歳、長野県白馬村の出身です。
2006年、長野県白馬高等学校在籍中にトリノオリンピックに出場します。
その後早稲田大学スポーツ科学部に進学し、2009年には世界選手権の団体戦に出場しました。
その時のメンバーは湊祐介選手、加藤大平選手、小林範仁選手で、日本に14年ぶりの金メダルをもたらしました。
2010年にはバンクーバーオリンピックに出場し、個人(ラージヒル)で日本勢最高の9位をマークしました。
自身3度目となる2014年のソチオリンピックではノルディック総合で銀メダルに輝きました。
2018年の平昌オリンピックシーズンは絶好調で、様々な大会で表彰台に上っています。
渡部暁斗選手の公式ツイッターで平昌オリンピックの意気込みが語られています。
表彰台は意地でキープ。「勝って兜の緒を締めよ」でしたね。オリンピックへ向け気を引き締め直します。
Keep on the podium💪 Congrats @jan_schmid #fisnoco #hakuba #japan pic.twitter.com/wbRwumtBHa— Akito Watabe 渡部暁斗 (@WTBAKT) 2018年2月4日
【スキーハーフパイプの渡部由梨恵(わたべゆりえ)選手とは?】
渡部由梨恵選手は1989年1月1日生まれで現在29歳、北海道富良野市出身です。
お母さんがアルペンスキーの選手だった影響で、3歳からスキーを、6歳からアルペンスキーを始めました。
高校3年生のときに、ジュニア日本代表に選出され、早稲田大学在学中も国内トップを走り続けました。
大学を卒業後、ハーフパイプに種目を転向します。
この時の気持ちを後にこう語っています。
「アルペンでスキーを全て理解していたつもりだったのに、改めてまったく違うスキー種目の新鮮さと魅力に取りつかれて大学卒業後にハーフパイプに転向しました。」
当時ハーフパイプで活躍していた三星マナミ選手の影響も大きく受けていたようです。
順調にハーフパイプの選手として成長していた渡部由梨恵選手ですが、2013年に開催されたソチオリンピックのプレ大会で、右膝前十時じん帯断裂・半月版損傷の大怪我を負ってしまいます。
懸命のリハビリと治療に耐え、現在は完全復活を遂げています。
【渡部暁斗選手は由梨恵選手に銀メダル直後にプロポーズ】
お二人は早稲田大学の同級生として出会い、大学3年生の頃に交際がスタートしたようです。
渡部暁斗選手がソチオリンピックで銀メダルを獲得後にプロポーズしてご結婚されました。
夫婦とはいってもお互いに選手生活中心なので、長野県の自宅で一緒に過ごせるのは年間30~40日程度なのだそうです。
【渡部暁斗選手が渡部由梨恵選手の選手活動をサポート】
渡部由梨恵選手にとって夫である渡部暁斗選手はよきパートナーであると同時に、最大の理解者なようで、アルバイトとしながらハーフパイプ競技をしていた彼女のスポンサーになる宣言をしてくれたそうです。
「旦那さんの鶴の一声で、バイトしないでスキー一本でやらせてくれると。その時から環境はすごく変わってステップアップにつながった」と渡部由梨恵選手はおっしゃっています。
現在の所属先である「ルネッサンスキャピタルグループ」が決定するまで、暁斗選手がスポンサーとして支えてくれました。
そんな状態を申し訳ないと感じていた由梨恵選手に、「申し訳ないとか言っていること自体がもう駄目だ。一生懸命やってほしくて出しているんだから、やり切ってほしい」と伝えたそうです。
そんな夫の優しさを感じた由梨恵選手は、「思い切ってわがまま言わせてもらって自分のために時間を使おう」と覚悟を決めたようです。
由梨恵選手にとって暁斗選手は「一番の応援団」で、一番背中を押してくれるのととても信頼しています。
夫婦共に日本を代表する選手として戦うに当たって「地に足をつけて自分のことをしっかりやって、最終的にはお互い、納得いく試合ができたらいいなと思っています。」と決意を語っておられました。
渡部暁斗&由梨恵、夫婦で臨む最初で最後の平昌五輪への決意 お互いへの尊敬と感謝 https://t.co/srAHJhkTAl #スポーツ新聞 pic.twitter.com/lBdyl8skKf
— スポーツ報知 (@SportsHochi) 2017年8月9日
参考:東スポWeb
【まとめ】
ノルディックスキー複合の渡部暁斗選手と、フリースタイルスキー・ハーフパイプ女子の渡部由梨恵選手。お二人が切磋琢磨して上り詰めたオリンピックという晴れ舞台で、共に活躍される姿がとても楽しみですね。
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