健康診断の結果が送られてきたら、マンモグラフィの結果が「要再検査」!「左乳腺L領域局所的非対称性陰影(カテゴリー3)」もしかして、私乳がん??そんな不安に押しつぶされそうになりながら受けた再検査。その検査の内容と結果をかかった費用や痛みなどを含めてレポートします。
1. 健康診断で「精密検査が必要です」の書面が届いた!
2. マンモグラフィの結果が「左乳腺L領域局所的非対称性陰影(カテゴリー3)」
3. 乳房の再検査をしてくれる病院を探す
4. 自分でネットで色々検索しちゃうよね。。。
5. 再検査ではどんな検査をしたか
6. 結果
7. まとめ
1. 健康診断で「精密検査が必要です」の書面が届いた!
私は毎年1月か2月に健康診断を受けています。
40過ぎてからは婦人科検診の方もちゃんと受けるようにしていて、乳房検査もマンモグラフィ、超音波、触診、子宮の方も子宮頚部細胞診と内診どちらも受けています。
婦人科検診って痛いのが多いからイヤなんだけどね。。。
マンモグラフィもぎゅーーーーーーって潰されて、うーーーってなる位痛いし、
超音波はあのジェルを塗るのがイヤだし、脇の下のリンパのところの検査はくすぐったすぎて笑っちゃうし、
子宮の検査なんて、もうイヤ以外の何者でもないわよね!
きっとこの検査を受けたことのある女子ならみんなわかると思うけど。
でも、年とってくると婦人科系の病気になりやすくなるし、婦人科系の病気は早期発見できれば、治すことが出来るからね。
婦人科系の検診を抜かしたら、健康診断の意味がなくなっちゃう。
と思って、毎年いやいやながらも受けています。
今年も1月に一通りの健康診断を受けました。で、1月末に健康診断の結果が届いたのですが。。。
なんと、
マンモグラフィの結果が「左乳腺L領域局所的非対称性陰影(カテゴリー3)」
となっていて、「精密検査が必要です」の書面!
えーーーーーーーー!
2. マンモグラフィの結果が「左乳腺L領域局所的非対称性陰影(カテゴリー3)」
もう、本当にびっくり。。。あまりのショックに心臓がバクバクいってました。
だって、もしその影がホンモノだったとしたら、乳がんってことでしょ?
なにそれ。もう、本当に信じたくない。そんな思いでいっぱいでした。
ほら、今癌で闘病されている小林麻央さんも乳がんからでしょ。北斗晶さんだって。
お二人とも癌と戦っていらっしゃる日々を日記で公開されているけれど、
読んでいるこちらの胸が痛くなるような闘病の日々。
そして家族のことを考えたら、どうしたって、この検査結果は信じたくない。
だって、うちの子まだ小1と年少だよ。この子達にお母さんがいなくなるなんて、かわいそう過ぎて。
とにかく「再検査」の現実を信じたくなくて、「再検査」でも大丈夫だって思いたくて、
「左乳腺L領域局所的非対称性陰影(カテゴリー3)」って何だよ!!!!って思って
ネットで何度も何度も調べまくりました。
3. 自分でネットで色々検索しちゃうよね。。。
「左乳腺L領域局所的非対称性陰影(カテゴリー3)」をネットで検索してみると、
私と同じように、健康診断のマンモグラフィ検査で引っかかって質問されている方が何人もいました。
そして、親切な医療従事者の方が丁寧に答えてくださっているのね。
インターネットってこうゆうときに本当に助けてくれる。
(いや、いらない情報まで調べてしまって、無駄に落ち込んだりもするんだけどね。)
で、調べてみると
「局所的非対称性陰影 focal asymmetric density:FADともいいます」
これは、乳癌検診では「要精査となる、最も多い所見」であり、そして「精査の結果、異常なしとなる事が最も多い所見」です。
「正常な乳房の方と比べると濃度が濃い部分」
正にその通りです。しかし、説明に足りない部分があります。
それは「何故、濃度が濃くなるのか?」です。⇒その原因は大きく、以下の2つに分けられます。
乳腺の中に(周りよりも)「密度が高い=硬い」部分が存在している場合
本物の「腫瘍」の可能性あり(但し良性、悪性は不明)(実はこちらの方が圧倒的に多いのですが)マンモグラフィーは乳房を圧迫するので乳腺が重なります。「正常乳腺の重なりが、(たまたま)周囲より厚くなった」場合
この場合は、「正常乳腺の重なり」ですから病変でも何でもありません。
もともと「立体的な」構造を無理やり圧迫、潰して「平面」として写しているので、どうしても避けられないのです。
乳がんプラザより
こういった、
「マンモグラフィで写る影は乳腺の重なりの場合が多い。でも本物の腫瘍の場合もあるから、精密検査をしてください」
という意見が多かったのです。
これで少し安心。
私の場合、マンモグラフィでは引っかかったけど、エコーも触診も大丈夫だったので、それも安心材料になりました。
それでも、「本物の腫瘍だった場合は?」なんていうのも調べちゃったりして。。
ほんと、調べたらきりがないね~。。。
4. 乳房の再検査をしてくれる病院を探す
ネットで色々調べてはみたけれど、結局のところは、精密検査を受けてみなければわからない!
すぐに乳房の検査をしてくれる病院を探しました。
健康診断をしてくれた病院も精密検査をしてくれる病院でした。
でも、そこは大きい総合病院で、他の検査を受ける人もたくさんいます。もちろん男性もいます。
だから、そこで再検査を受けるのはちょっとイヤだなぁ。。。
と思って、他のクリニックを探すことにしました。
こうゆうときも、やっぱりネットに頼りになるのよね。
結構すぐに、乳房専門でやっているクリニックを発見。
電話をしてみたら、次の週まで予約がいっぱいだとのこと。
仕方がないので、翌週まで待って再検査をしてもらうことになりました。
こうして、自分が再検査を受ける当事者になって初めて、
乳房専門のクリニックが成り立って、しかもなかなか予約がとれないほど、乳房の検査や病気で悩んでいる人が多いということがわかりました。
乳がんなんて、なんとなく他人事だと思っていたけれど、女性ならば誰でもかかる可能性がある病気なんですよね。
5. 再検査ではどんな検査をしたか
予約から10日ほど待って、やっと再検査の日が来ました。
「健康診断で要再検査となったので、検査していただきたいんですが」
と予約の電話をしたのですが、再検査の内容までは聞いていなかったので、どんな検査をするのか、よくわからずに病院へ行きました。
さすが、乳房専門のクリニックだけあって、受付ロビーのデレビ画面には裸の乳房がどど~~んと映し出されていて、自己触診の方法を解説しています。
そして、乳がんのしこりの感じがどんな感じかを触って確かめられる、乳房の模型も置いてありました。
はぁ。どんな検査をするのかな。。。結果はどうなるのかなぁ。。。と、もうため息ばかりが出ます。
行った検査は、触診、エコー、マンモグラフィと健康診断で行う検査と同じものでした。
まずは、先生の触診。異常所見のあったのは左でしたが、どちらの胸も確認してくださいました。
そして、エコー。健康診断のときよりも念入りにみてくださっています。
どちらの検査も異常は見当たりませんでした。
診察しながら先生が
「ご自分で乳房を触ってみていますか?」と質問されました。
実は私、この件があるまで、乳房の自己触診をほとんどしていなかったんですよね。
「乳がんは自己触診で見つけられます。自分で触っている人はパチンコ玉くらいの大きさで見つけることできます。触っていない人が、あれ何か変だな?と気付くのはゴルフボール位の大きさになってからです。あなたはパチンコ玉の癌ととゴルフボール大の癌とどちらがいいですか?」
「月に1回でいいので、必ず自己触診してください。ご自分のためです。」
そして、いただいた自己触診の方法のチラシには
「乳がんは、見たり触れたりして自分で発見できる唯一のがんです」
の文字が。
あー、本当に自己触診大事だなぁ。これからはちゃんとやろう!と心に誓いました。
結局、再検査でした検査は、触診、エコー、マンモグラフィの3つでした。
健康診断のときに受けた検査内容と全く同じです。
触診もエコーも痛みはまったくありません。脇の下を触られるのでくすぐったいくらいかな。
マンモグラフィは痛い!乳房をガラスの板のようなもので、ぐーーーっと圧迫してぺったんこにして撮影するので、押しつぶされる感じがかなり痛いです。
片方の乳房を縦からと横から撮影するので、左右合わせて全部で4回。
撮影する際に「息を止めて~」って言われるのですが、言われなくても息が止まるくらい痛いです。
とは言っても我慢できない!という程ではありませんけどね。
この3つの検査の費用は、健康保険が適用されて自己負担が3500円程度でした。
これは、受診する医療機関によって違いがあるかもしれませんね。
ですので、ご参考までに。
6. 結果
触診、エコー、マンモグラフィの検査が一通り終わって、検査結果はすぐに出ました。
再検査の結果は
特に影も見当たらないので、今は問題ありません
とのこと。
はぁぁぁぁぁっ。。。っとため息が出ました。よかった。。。。
念のために3ヶ月後にもう一度マンモグラフィの検査をして、そこで問題なければ大丈夫です。
とのことでした。
7. まとめ
健康診断でマンモグラフィが要再検査になって、心配になってこの記事を読んだくださているあなた!
要再検査でも、何にも問題なかった人がここにいますよ!!!!
要再検査でも大丈夫な人もいますよ!
心配かとは思いますが、あれこれ悩むのは再検査受けてからでも大丈夫。
とにかく早く再検査を受けましょう!
そして、私も今回こんなことになって初めて実感しましたが、
女性であれば誰でも乳がんは他人事ではありません!
月に1回でいいので、乳房の自己触診は必ずやりましょう。
自己触診のやり方はこちらのページに詳しく載っていますよ。
https://www.nyugan.jp/self/index.html
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