子供の英語教育って早く始めたほうがいいって言うけど、それって本当に必要なの?TOEIC920点の国産通訳ママが考える、子供が小さいときの英語とのかかわり方とは?
早期幼児英語教育に熱心に取り組んだ長男と、ゆるーく英語に触れてきた次男の英語子育てから、子供が小さい時期の英語への取り組み方についてお伝えします。
これからの国際社会で活躍するためには英語は必須。小学校でも英語の授業が義務化されるし、英語はなるべく小さいうちから始めた方がいいって聞くし、やっぱり幼児のうちから英語教育に取り組むべきかしら?って考えちゃいますよね。
私は自分が英語が出来るので、子どもたちにも英語は出来るようになってもらいたい!国際人になって欲しい!と思って、子どもたちに幼児英語教育なるものをやってみたのですが。。。
私が実際に現在7歳の長男と4歳の次男に幼児英語をやってみて、これって本当に必要だったのかな?と思ったところと、やっぱりやっていてよかった!と思うところ、そして現在の子どもたちとの英語のかかわりについてお伝えします。
1. 幼児英語を色々試してみた長男
2. 早期幼児英語をやってみた正直な感想
3. まずは人間力を育てる
4. それでもやっぱり幼児英語は必要
5. 将来なって欲しいのは、英語ができる人?国際人?
目次
1. 幼児英語を色々試してみた長男
我が家には男子が2人います。1人目と2人目って育て方が全然違ってしまうんですよねぇ。
長男のときは何もかもが初めてで全部手探りで、何をやっても「これで大丈夫なのかな?」と不安な状態。
出来るだけベストな選択をしてあげたい!と色々調べては、沢山ありすぎる情報に翻弄される母。。
それに比べて次男のときは何とゆるい子育てか!何といっても長男を育てた「経験」があるので、「これくらい出来なくても大丈夫」とか「これくらいのけがならなんてことない」とか多少のことでは慌てなくなるのです!経験ってすごいなぁ。
だから、幼児英語についても長男と次男では取り組み方が全然違います。
我が家の場合、長男には早期英語教育と呼ばれるものを色々試してみました。
そして、次男になると、英語教育と呼べるほどのことはしていなくて、ゆるーく英語に触れているという感じ。
まずは、長男にやってみた早期英語教育ですが、長男が英語を始めたのはまだ幼稚園に入る前のこと。子どもは国際人に育ってほしい!と願っていた私達夫婦。(もちろん今でも思っていますよ)まずは英語でしょ!ということでまだ2歳くらいの長男に英語を教えることにしました。
当時は幼児英語学習につい、てそれはそれは色々調べました。
「英語耳は3歳までに作られる!」なんて書いてあるのを見て、急いで幼児向けの英語の歌が入ったCDを購入して毎日聴かせてみたり。
ママ友に「うちの子はこの英語のDVDは大好きで一緒に歌ったり踊ったりするのよ」なんて言われたら、早速注文して子どもに見せてみて、自分の子が全然興味を示さなかったら
「うちの子英語嫌いなのかな。。。」と落胆してみたり。
とある幼児英語の教え方の本に「小さいうちから机に向かって椅子に座らせて勉強した方がいい」と書かれていたら、旦那に子どもサイズの机とイスを作成してもらい、嫌がる息子をなんとか席に着かせてフラッシュカードを見せてみたり。
幼児のうちから通える英会話スクールにも行ってみました。が、毎回モーレツに嫌がって英会話どころではなかったので、すぐに退会。。。
ママさんたちが月一で開催している幼児英会話のサークルに参加させてもらったりもしていました。こちらは結構たのしんで通っていましたね。
他にもたくさん、本当にいろんなことを試してみました。
子供が興味を示したくれたものもあったし、英会話スクールのように全身で拒否されたものもありました。
2. 早期幼児英語をやってみた正直な感想
沢山やったので、英語の歌もいくつか歌えるようになったし、単語もいくつも覚えましたよ。
初めて、子供の口から英単語が出てきたときなんか「ヤッター!これでうちの子もバイリンガル~」くらいにうかれてみたり。
でもね。よく考えてみたら、
「これって小学生になってから覚えたら3日で覚えられるよね?中学生だったら1日?」
という程度だったんです。
そりゃあそうですよね。毎日たくさん使っている日本語ですら、まだカタコトなんですから。ちょっと聞かせたくらいの英語がペラペラ出てくるわけがない。
私自身が小さい頃になんか英語なんて全く触れたことがなくて、英語の勉強を始めたのは中学校の英語からだったけど、そこからでも通訳になれるほど英語が出来るようになっているので、
もっと大きくなってからやったら短時間で習得できるものを、今のこの子供が小さい時期に、必死になってやるべきなんだろうか????
という疑問が頭の中でメチャクチャ大きくなっていきました。
3. まずは人間力を育てる
そうこうしているうちに長男は幼稚園に入園しました。
息子の通っている幼稚園は子供の人間力を育ててくれるようなとても素晴らしい幼稚園です。その入園式で園長先生がおっしゃられたのが
「今は子供が子供らしくいられる時間が少ない」ということ。
子供というのは本来、
外で思いっきり泥んこになって遊んで
その辺にある石や花や虫をじーーーっと見つめて
水たまりがあれば飛び込んでいってビショビショになって
ちょっと危ないところに登ってみたくなる
そうゆうものなんです。って。
でも、今の子供達はテレビやゲーム、そして習い事などで、自由に子供らしくいられる時間がとても少なくなっています。
そして「こどもでいられる時期」というのはほんのいっとき。
大きくなってしまったら、純粋な好奇心だけで過ごせていた心はもう成長してしまっています。
だから、幼稚園ではこどもがこどもらしくいられる時間を今の時期にたくさん作ってあげたい。
どうぞ、ご家庭でも子供が子供らしくいられる時間をたくさん作ってあげてください。
そうおっしゃっていました。
じーーーーーん。本当にそうだなぁ。
机に向かってフラッシュカード見せられるより、外で泥んこになって遊ぶ方が絶対たのしいよなぁ。
私が「子供が小さいこの時期に必死になって英語をやる必要があるんだろうか???」と悶々と悩んでいた答えがここにありました。
そこで私がたどり着いた結論。
「早い時期からそんなに夢中になって英語学習なんてしなくていいや」
4. それでもやっぱり幼児英語は必要
そんな、園長先生の一言で、熱心に取り組んでいた幼児英語も我が家ではゆるゆるになった訳ですが、だからと言って英語から全く離れてしまったわけではありません。
長男に小さいときから幼児英語をやってみて、
小さいときから英語に慣れておくことは、英語耳を育てるためにもとっても効果的だし、英語を通して世界のことを知って、興味を持つことができます。
だから我が家では、子供が子供らしくいられる時間をたっぷりとって、その合間合間にゆるーく英語を取り入れるようにしています。
外遊びが出来る時間には思いっきり外でどろんこになって遊び回って、家に帰ってきたら自由に遊んでいるけれど、英語のCDは流れているとか、
テレビが見たいと言い出したら、まずは英語のDVDを見せてからにするとか、
日本語の絵本を読む前に英語の絵本を1冊読んで見るとか、
そんな感じで、特に「英語の勉強のための時間」というのはありませんが、毎日何かしら英語に触れるようにはしています。
親の私の方も、以前のように必死になって色々な英語教材や英語教育方法などを調べて取り組む、なんてことはなくなって、一つボーンと幼児英語教材がオールインワンでセットになっている教材を購入して、ほぼそれに頼りっぱなしです。
(我が家で使っている幼児英語教材はベネッセのワールドワイドキッズです。ワールドワイドキッズを使ってみた感想はこちらの記事でどうぞ。)
他には、長男が小さいときに買った本やフラッシュカード、DVDを使いまわしている感じかな。
そんな感じで、必死に取り組んでいた幼児英語から、ゆるゆる英語に変わっていった我が家の子供達の英語ですが、
幼児英語を色々試してみて沢山英語を聞いている長男も、ほどほどに英語を聞いている次男もどちらも英語に対する拒否感もないですし、英語を聞く耳も、英語の発音もとってもいいですよ。
「サークル」とか「オーバル」とか、子どもたちの発音は全くの英語の発音です。
英語の出来ない旦那は子供の発音が聞き取れないですもん(苦笑)
それに子どもたちは英語が大好きです。現在1年生の長男は、小学校でみんながみんが出来るわけではない英語を自分が出来るというのが嬉しいみたい。
単純だけど、そこからもっともっと英語が好きに、そして得意になってくれたらいいな~
5. 将来なって欲しいのは、英語ができる人?国際人?
これからの時代、英語が出来るというのは必須です。だから英語の勉強は遅かれ早かれ絶対にしなくてはならないだろうし、そこから英語が使える人にならなければなりません。
今の子供達は大変ね。
ただ、英語の成績がいいからと言って、国際人として通用するかと言ったらそれはまた全然別。
だって、そんなこと言ったらアメリカ人とかみんな国際人???そんな訳ありません。
私自身が英語を使って、たくさんの国の人達と仕事をしてきたので、英語イコール国際人ではないということは、実体験で身にしみています。
英語の成績がいいからって、自分の意見を言えないような人もいっぱいいます。
で、自分の子供に将来どんな人に育って欲しいか?と言えば、
英語が出来る人ではなくて、英語を使って世界の人と渡り合える人。
英語はコミュニケーションのツールだから、使える方がいいに決まってる。でも本当に必要なのは、そのツールを使って世界と渡り合える人間力。
そう思って、幼児期は人間力を育てるのを第一に!そして英語もゆるっと、でも毎日継続的に取り入れながら過ごしています。
以上、TOEIC920点の国産通訳ママが考える、子供が小さいときの英語とのかかわり方でした。
https://xn--o9jb9e709rllczq3b.com/%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E7%94%9F%E4%BD%8E%E5%AD%A6%E5%B9%B4%E3%81%B8%E3%81%AE%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E3%81%AE%E8%AA%AD%E3%81%BF%E8%81%9E%E3%81%8B%E3%81%9B%E3%81%A7%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%82%B9%E3%83%A1%E3%81%AE-196
コメントを残す