日曜朝の音楽長寿番組「題名のない音楽会」の司会をつとめる、世界的バイオリニスト五嶋龍くん。
小さい時からドキュメンタリー番組で特集されたり、JR東日本のCMに出演したりと有名な彼ですが、テレビを見ていて、「なんかバイオリニストにしては体格が良すぎないか?」と思ったことはありませんか?洋服の上からでもわかってしまうほどのガッチリした体つき。いったいどんな運動をしたらあんな体格になるのでしょう?
「題名のない音楽会」の5代目司会者、五嶋龍くん
日曜朝のクラッシック音楽番組と言えば、昔から続くテレビ朝日の「題名のない音楽会」ですよね。
ちなみにこの「題名のない音楽会」、昭和39年にスタートして、平成21年には「世界一長寿のクラシック音楽番組」としてギネスに認定されているんですよ!すごい!
歴代の司会者は
黛敏郎 33年間(1964-1997)
武田鉄矢 3年間(1997-2000)
羽田健太郎 8年間(2000-2008)
佐渡裕氏 7年間(2008-2015)
そして、2015年10月から五嶋龍が番組史上最年少(27歳)で5代目司会者に就任したわけです。
五嶋龍くんが就任した長寿音楽番組「題名のない音楽会」
新しいコンセプトは「HUB(ハブ)」。ハブ空港のように音楽家と音楽家がこの番組に集まり、出会い、交流し、コラボレーションすることで、新たな音楽を生み出す場を提供します。
一気に番組がフレッシュな感じになりました。
さて、その5代目司会者の五嶋龍くん。小さい時から天才バイオリニストとしてテレビに出ていたのでご存知の方も多いと思いますが、あらためて、経歴をご紹介。
♪Profile
ニューヨーク生まれ。7歳でコンサート・デビュー後、ソリストとして日本国内のオーケストラはもとより、世界各地のオーケストラと共演。
ニューヨークで同市教育委員会の協力のもと『五嶋龍 “Excellence In Music”(音楽優秀賞)』を通じて公立高校生に奨学金を授与する活動に加え、中南米・アフリカ・アジアでの教育活動・社会貢献にも積極的に取り組む。
10年間にわたりドキュメント番組で成長過程が紹介された他、数々のメディアで特集が組まれるなど注目を集める。使用楽器は、日本音楽財団より貸与された1722年製のストラディヴァリウス「ジュピター」。
ハーバード大学(物理学専攻)卒業。
(公社)日本空手協会参段。
ニューヨーク在住。
TV朝日番組HPより
1996年より10年間にわたり、フジテレビのドキュメント番組「五嶋龍オデッセイ」で彼の成長過程が紹介されていたので、「音楽の神童 龍くん」として知っている人も多いのでは。
JR東日本のCMにも若い頃から出演していますね。(ってまだ28歳だけど)
このCMの映像を見てもわかるように、五嶋龍くん、洋服を着ていてもすっごく体格がいい。
題名のない音楽会2500回記念「祝典の音楽会」第九とプロジェクションマッピングが融合したステージに会場が大興奮に包まれました。2月19日(日)朝9時放送予定です!写真左から西村悟さん、五嶋龍さん、与那城敬、市原愛さん、バッティストーニさん、鈴木優人さん、松尾アナ、清水華澄 (S) pic.twitter.com/GziUIWkJ7m
— 二期会21 (@nikikai21) 2017年2月2日
この写真でも、なんだかひときわデカイ。
顔が小さいから、ますます身体がたくましくうつります。
この体格、ただのバイオリン弾きではないはず!
と思って調べてみたら、やっぱり運動していましたよ!
というか、プロフィールの最後のところにちゃんと書いてあるじゃん!
「(公社)日本空手協会参段。」
そう、五嶋龍さんは、バイオリンと同様に小さい頃から空手も習っていて、こちらもかなりの腕前なのです。
彼の公式サイトにある会員向けページのQ&Aの中にも空手に関する質問や回答がたくさん見られます。
Q. 龍さんが最近わくわくしていること、楽しみなことは何ですか?
A. オリンピックの種目に空手が加えられそうなこと。
Q. 龍さんは、空手の4段を目指していますか?
A. はい。
Q. 空手をされていて、バイオリンに役立つことってどんなことでしょうか?演奏にも関連しているでしょうか?
A. そのように見えると言われることはしばしばあります。集中力をつけるには役立っているし、空手をした後は清々しい気持ちになるので、気分転換をして勉強やヴァイオリンの練習ができます。
Q. 空手がオリンピック種目になったら、龍さんも出場したいですか?
A. はい、目指します。
お、オリンピックを目指すのですか!!!!
それは、本格的だ。
空手の練習だけでなく、ちゃんと筋トレもされているようです。
Q. 筋トレはどのくらいのペースでしていますか?
A. 週2回を基本にしています。
バイオリンも超一流の演奏者で、空手はオリンピックを目指しちゃう。
しかも、
卒業したのは、ハーバード大学物理学部で、社会貢献活動なんかもしちゃう
アジアンな顔立ちのイケメンですよ。
もう、何から何までスゴすぎる。。。
でも、「題名のない音楽会」での語り口調はとっても穏やか。オレ様的なところが少しもないのが、全くの好青年です。
さて、そんな五嶋龍さんですが、2017年3月いっぱいで「題名のない音楽会」の司会を卒業されることになりました。
2015年10月からだから、たったの1年半。
降板の理由は
「音楽活動を発展させていくうえで、拠点とする米ニューヨークと日本を行き来しながら、司会を全うすることが難しくなった」
からだそうです。
まだ28歳ですからね、もっともっと音楽活動に力を入れたいんじゃないかな。
彼には司会よりももっと彼にしか出来ないものがありますから。世界中でどんどん素敵な演奏を聞かせてもらいたいですね。
4月からの新司会者は石丸幹二さん。石丸幹二についての記事はこちらでどうぞ。
そして、五嶋龍くんが最後に司会する「題名のない音楽会」の放送は3月26日。
最終回はやはり、五嶋龍くんご本人が演奏されるようです。
2017.03.26「五嶋龍 原点回帰の音楽会」
五嶋龍さんのデビューは7歳の時、パガニーニ作曲の名曲「ヴァイオリン協奏曲第1番」でした。超絶技巧がこれでもか、と駆使される屈指の難曲を、デビューから20数年経った今、改めて向かい合います。どうぞお楽しみに!
♪藤岡幸夫、東京交響楽団
TV朝日番組HPより
昨日の題名のない音楽会収録での五嶋龍さんの自らのラストを飾る演奏が忘れられない。特に彼の原点回帰のパガニーニのコンチェルト。想像を絶する訓練と努力で身に付けた技術だと思うけど、それをフル活用しながらの幸せに満ちたハートフルな演奏。音楽家を目指す全ての若者に聴いて欲しい演奏だった。
— 西谷 牧人 Makito Nishiya (@Makito_Nishiya) 2017年2月10日
最終回というのは残念だけれど、この渾身の演奏を聴くのはたのしみです!
日曜日の朝、クラシック音楽とともに五嶋龍くんのたくましい肉体とその端正な顔立ちを見るのをたのしみにしていた方もいらっしゃったかな?
毎週その姿を見られなくなるのは残念ですが、まだまだこれから世界で活躍してくれるはずですので、チェックしましょう!
コメントを残す