2017年こそ英語の勉強をするぞ!と決意している方へ。TOEIC920点の私も実践していた「本当に使える英語」を身につけるための方法をお伝えします。
あなたが目指しているのは「テストで良い点を取る英語」ですか?それとも「使える英語」ですか?それとも両方?
使える英語を身につけてしまえば、自然とテストの点数もついてきます。2017年はグローバル社会で実践で使える英語を身につけるための勉強をしましょう。
2016年1月19日火曜日の日本経済新聞に「使える英語 今から」というタイトルで
東進ハイスクール講師の安河内哲也さんがインタビューに答えられていました。
話せるようになる3つのポイントを挙げられていて「これ、私がおすすめしている英語勉強法と一緒じゃん!」「まさにその通り!これを実践すれば使える英語身につくよ!」
と思いましたのでシェアしますね。
使える英語を身につける3つの方法
1. 英文法の例文を暗唱する
2. 「スカイプ」などで会話する
3. 時間があれば海外に行ってみる
1. 英文法の例文を暗唱する
例文を暗記するのは基本中の基本ですね。安河内先生のおすすめの例文暗記の方法はこちら。
参考書は分量が少なくて、日常で使える例文がたくさん載っているものを選ぶ。
そして
例文を声に出して読むことを日課にする。
安河内先生いわく、「ショパンの名曲を聴ても指が動き出すことがないように英語を聞いていても口から英語が出てくることはない」
その通りです!よく「聞き流しがいい」なんて言いますが、わからないものをいくら聞いたってわからないままです。英語がただのBGMになるだけ。
中国語やアラビア語など全く知らない言語を思い浮かべてもらえれば想像がつくと思います。
中国語の音声をどれだけたくさん聞き流してみても、到底理解できるようになるとは思えないですよね。
毎日インド映画をかけ流していたら、ヒンディー語が喋れるようになりそうですか?うーん、無理そうですよね。
だから、耳から聞くだけではなくて、きちんと記憶することが「英語の引き出し」をたくさん作るためには大切なんです。
そして、音読。これも本当に本当に大事。
実際に英文を声に出して読んで見ると自分がどれだけ、英語が話せないのかがよーくわかります。
試しに一度、例文を声に出して読み上げてみてください。
“Three rules for improving your speaking ability.”
やってみましたか?
読み上げてみると発音の仕方がわからなかったりスラスラ読めなかったりしますよね。
目で見て読めているので理解が出来ているつもりになりますが、その状態ではまだその例文は自分にとって使える英語にはなっていないということです。
自分の口から自然に出てこなければ「使える英語」ではありませんよね。
だから、「例文を声に出して読むことを日課にする。」というのは、簡単にできるのにとっても効果的な勉強法なんです。
声に出して読むことで、目と耳と口を使って覚えるので、例文も記憶しやすく、忘れにくくなります。
英語が喋れるようになる一番の近道は「英語の引き出しをできるだけたくさん作ること」です。分法も例文ごと暗記してしまえば、英語の引き出しがどんどん増えていきますよ。
そして読み上げるときのポイントとして安河内先生がおすすめされているのが、
「物まねタレントになった気持ちで口を動かすこと」
恥ずかしがらずに、お手本そっくりに発音できるまで、よく回らない自分の舌と格闘しつつ物まねするんです。
私はよく大好きなカーペンターズの曲でこの「物まね発音練習」をしていました。自分の中でどれだけカレンの発音に似せられるか、日々特訓!(笑)この練習のおかげで、英語の発音はすごく上達しました。
歌マネは文章を読むのを真似するのより恥ずかしくないし、たのしくできるのでおすすめです。
英文法の例文を読み上げて記憶するのを日課にするだけで、文法も日常表現も身について、発音までも上達します。やらない手はないですね。
2. 「スカイプ」などで会話する
「会話は当然、人とのキャッチボールですから、一人での練習に加えて他人と話すこともやりましょう」と安河内先生はスカイプを活用した英会話を薦められています。
スカイプの英語講師はフィリピン人などのノン・ネイティブのことが多いのですが、実はそこがおススメ。
世界で英語を話す人の数はネイティブスピーカーよりも、私たちのようなネイティブスピーカーではない人の方が多いのです。
なのでノン・ネイティブの人と会話を練習するのは世界の実情に合っていると言えますよね。
私は長い間外資系の企業で外国人を相手に仕事をしていましたが、ネイティブスピーカーに当たることの方が珍しかったと思います。グローバル展開している企業であれば当たり前のことです。
だから、「ネイティブの発音しか受け付けません」というのでは、仕事になりません。
相手の発音や文法がちょっとくらい変だって「あなたの英語はわかりません!」という訳にはいかないんですよね。
「わからない中でも分かる部分をつなぎ合わせてどれだけ相手を理解できるか」という、今の自分の現状で、最大限相手を理解しようとする力をつけるのも、世界で通じる英語を身につけるための勉強の一つです。
自分の英語だって完璧である必要はありません。英語を使って伝えたいことがきちんと伝わればいいのです!
英語は自分の意見を伝えるための道具の一つです。
日本人以外のノン・ネイティブは文法や発音などお構いなしにガンガン攻めてきます!
だから日本人もガンガン行きましょう!英語を使って自分の意見を伝えましょう!
と言われてもやっぱりちょっと。。。言葉が出てこなくて。。。ってなりますよね。
だから、スカイプなどを使ってたくさん経験値を積んでおきましょう。
自分の知っている単語や身振りや手振り、声のトーンなどなど、使えるものを全部使って自分の思いを伝える練習にスカイプはピッタリです。
スカイプならば先生以外誰も見ていないところで、好きなだけ英語を使う練習が出来ます。
どんなに下手な英語でも、大丈夫。相手は英会話の先生なのですから心配ありません。
スカイプを使ったオンラインレッスンならば、普通の英会話スクールより安く受けることができますし、時間も自由に選ぶことができるので、とても取り入れやすいと思います。
英会話はやればやるだけ英語を話すことに抵抗がなくなります。どんどん英語を使う機会をつくりましょう。
3. 時間があれば海外に行ってみる
”時間があれば外国に行き、英語を使って、世界での英語の使用状況がどうゆうものかを見てくればいい。「グローバル人材」とは何なのかがわかるだろう。”
もちろん、日本にいながらも英語の勉強は出来ます。昔と違ってスカイプなどを使ったら
会話の練習だってすごくお手軽に出来ちゃいます。(昔は英会話教室へ行くか海外へ行くしかなかったんですよ~)日本で外国人と仕事をしたり、交流したりすることもあるでしょう。
でもやっぱり、外国へ出ていって自分の目で、肌で、五感で感じる世界は日本にいては絶対に得ることができない感覚です。
英語が出来ることの素晴らしさ、英語が通じないことの悔しさ、不便さを実体験することで、英語を勉強する意味を実感し、意欲も湧いてくると思います。
そして、英語はテストのために勉強するものではなくて、使うために学ぶものだということがわかるはずです。
「使える英語」を身につけるために英語の勉強をしているのならば、ぜひ、海外に行って英語を使ってみてください。
以上、TOEIC920点の私も実践していた「本当に使える英語」を身につけるための方法でした。
さすが、超人気英語講師の安河内先生!ほんの短い記事の中に英語学習のエッセンスがぎゅーーーーっと詰まっていました。
2017年はぜひ「使える英語」をマスターして海外へ飛び出していってくださいね!
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